ヨッチ族

はやぶさ斬りが強くなりすぎてしまっている(※注:りっきー語)、
時の化身・ヨッチさんです。

今回は、ついに明かされた主人公の出自と、
デルカダール編で感じた違和感の正体について纏めます。


パンデルフォン

サマディーの国宝・虹色の枝の行方を追って、
ダーハルーネから船に乗って北へと向かう勇者御一行。

その途中、ネルセンの宿屋の本棚で、
興味深い本を見つけました。


 『はるか遠き故郷 バンデルフォン』という本だ。

 かつての大国 バンデルフォンは
 黄金の獅子王と呼ばれた

 若き名君 アーサーが治めていた。

 アーサー王は 民の生活が守られるよう
 優秀な兵士を育て 強力な騎士団を有するなど
 民のことを 第一に考え 慕われる王であった。

 しかし その栄華は 長くは続かなかった。
 突然 魔物たちが現れ 王国を襲ったのだ。
 アーサー王は 騎士団を率い 立ち向かったが……

 攻防むなしく 王国は滅び去った。
 魔物たちは バンデルフォンの軍事力をおそれ
 襲ったと言われているが 真実は わからない。

 はかなく散った 王国の跡地からは 今でも
 アーサー王の無念の声が 聞こえてくるようだ。
 あの悲劇は 決して忘れてはならない。



え?アーサー王?

宿屋の近くには滅びた王国跡があり、
本の一節はどうやらここの事を言ってるらしいんですが、
この時はまだ記憶の片隅に留め置かれ、
深く考えるには至らず。


ユグノア

その後、グロッタの町の闘技大会で
虹色の枝を持ち逃げしたロウ爺さんが、
オープニングで魔物の襲撃を受けたユグノア王国の先代の王で、
主人公の実の祖父であった事が判明します。



ロウ

ロウ爺さんが言うには、ユグノア王国の滅亡を境に、
デルカダール王が変心したとの事。


ほう、なるほど。



ユグノア

グロッタの町に向かう前に、
魔物に滅ぼされたバンデルフォン王国の跡をチラ見せし、

グロッタ闘技大会が終わってからは、
ユグノア王国が魔物に滅ぼされた事を思いださせ、

その答えがデルカダール王国に掛かってくる、


と。



ロウ
 ロウ
 裏で 何かが起きている……。亡国の真相と
 盟友の変心……ふたつの謎を 必ずや
 解き明かしてみせると 誓ったのじゃ。


つまりこの爺さん、デルカダール王国が
ユグノア滅亡の裏で暗躍してたんじゃないかと疑ってる訳ですね。




ロウ
 ロウ
 やはり 今のデルカダール王国には
 魔物が はびこっておると見て
 間違いないだろう。

 はるか昔…… 栄華を誇った とある王国は
 魔物が化けた奸臣によって 滅ぼされたという。
 その魔物の名は……




ウルノーガ
 ウルノーガ……!!




ロウ

現在のデルカダール王国は、
かつてバンデルフォン王国に奸臣として潜り込んでいた
ウルノーガという魔物に裏で操られており、
16年前にユグノア襲撃の糸を引いていたのも、
こいつの仕業ではないか?との説明ですね。

最初にバンデルフォン跡を見せてから
続けてユグノア跡を見せる、淀みの無い秀逸な流れ。


デルカダール

デルカダール王によれば、勇者と魔王は表裏一体だから、
勇者は「悪魔の子」であるとしています。

勇者が生まれる前から魔王が暗躍し、
バンデルフォン王国を滅ぼしている事実から考えると、
勇者より魔王が先に出ているのは明らかですので、
デルカダール王が主人公を悪魔の子と呼んで捕縛したのは、
完全に言い掛かりな訳です。

四王会議の時に爺さんは何やってたんだよ。



デルカダール

ともあれ、これでデルカダール編の時の
違和感の正体がはっきりしました。
この国では騎士団を動かす権限を持つ人物が、
魔物に入れ替わっているのです。

国王自身なのか、国王の政治顧問がそうなのかまだ分かりませんが、
うさん臭さを街並みの描写で表現した事に脱帽。


個人的には軍師ホメロスが怪しいなあ。
軍師だからなあ。



次回は、オーブ集め編となります。

どうでもいい話はすっ飛ばしちゃうよ。




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