『ドラクエ11』のPS4版と3DS版では、
映像表現において顕著な違いが見られました。
それを纏めてみたいと思います。
なお、ラスボス到達に至るまでの重大なネタバレを扱う為、
ラストダンジョン直前までストーリーを進める事を強く推奨します。
以下、ネタバレ注意↓↓↓
両機種では細かな違いは多々あるのですが、
イベント名「セーニャの決意」では、
PS4と3DSで意味合いまで丸っきり異なっています。
どんなシーンだったか振り返ってみましょう。
PS4版は細部まで全て伝える
PS4版では、静寂の森で横たわるベロニカを
風にさらさらと晒す事で不安感を煽り、
その表情が既に事切れているのを表現しています。
安否を確認しようと姉の横顔に手を伸ばしたセーニャでしたが、
そこにあったのは残留思念だけ。
ベロニカの姿は立ちどころに消えてしまい、
茫然とした表情を浮かべる中、
手の震えがショックの大きさを物語っています。
信じられない出来事に、顔を伏せて涙するマルティナ。
セーニャの表情にわずかな変化が。
寂しげな表情で姉の不在を繰り返し確認した後、
すぐに現実を受け入れ、無表情になります。
ベロニカの葬儀では、聖地ラムダの風習として、
髪を一房切って葬送する、
死者を弔う光景が描かれます。
葬儀を終えた夜、外でひとり
神語りの里に伝わる悲しき恋の歌を奏でるセーニャ。
その顔は無表情のままですが、
主人公に心情を吐露していくうち、
水たまりに映る表情がとうとう崩れ、
ほんの少しだけ泣かせてくださいと、
本心を語るに至ります。
これがPS4版の流れ。
風や、手の震えや、水たまりを使って
感情表現を置き換えているのが特徴です。
3DS版はキャラの感情を抜き出して伝える
3DS版では、一本樹に横たわるベロニカが、
ただ眠っているように見えます。
生きてるの?死んでるの?
どっちなのか判断が付かないまま、
その後の反動に繋げています。
片葉であるベロニカの喪失に、
口を大きく開いて愕然とするセーニャ。
PS4では手の震えでショックを受けた事を伝えていましたが、
3DSでは顔の表情を使ってよりはっきりと、
衝撃の大きさを伝えています。
顔を伏せず、じっと耐えるように泣くマルティナ。
涙という記号を使ってより分かりやすく、
哀悼の意を表現しています。
セーニャは苦悶の表情のまま。
これも姉の死に対するセーニャの感情を抜き出し、
本心ではまだ受け入れられない事を、
記号化して表現している訳です。
ベロニカの葬儀では、
死者を弔った結果だけが描かれます。
ベロニカの両親の慟哭シーンを強調して抜き出すべく、
その他のNPCの弔いを描いていません。
神語りの里に伝わる悲しき恋の歌を、
悲しみの表情で奏でるセーニャ。
ここから一気に表情が崩れ、
伏せた表情で泣き始めます。
このように、3DS版では
感情表現をよりはっきりと抜き出し、
プレイヤーに分かりやすく伝えています。
PS4版では後ろ向き、3DS版では前向きで表現
ここまでは微妙な差でしかありませんでしたが、
セーニャの決意では、表現方法に顕著な差が出ています。
PS4版
3DS版
PS4版では、後ろ向きの映像カットで、
死んだ姉に対する惜別の念を強く表現しているのに対し、
3DS版では、前向きの映像カットから、
生きていく自分に対する前向きな気持ちを強く表現しています。
後に続く台詞でも、
PS4版では後ろ向きのまま別れの言葉を口にし、
この後にカットが切り替わって、
切った髪を亡き姉に捧げるシーンへと繋がります。
3DS版では上からのカットにすぐに切り替わり、
セーニャの表情のアップから
カメラを引いて切った髪を風に流します。
3DSの方は、ここまでの流れ同様に、
キャラの感情を抜き出す為に
前からのカットで顔を映し出していると思うのですが、
受け取る側のプレイヤーから見た場合、
後ろ向きか前向きかで受け取り方が変わってくるんですね。
どちらが優れた表現かは断定出来ません。
後ろ姿のまま決意を口にするPS4版は、
まるで映画のような表現でとても印象的ですし、
別れの瞬間にセーニャがどんな表情をしていたのか、
想像する余地が残されています。
前向きな決意をはっきりと示す3DS版は、
感動のシーンにおいて感情表現がストレートに伝わり、
送り手と受け手の齟齬が完全に無くなります。
どちらも優れていると言えると思います。
これは是非とも見比べて欲しい!
最も感動的なシーンの映像表現において、
— ヨッチさん@記号論の使い手 (@semiotics_labo) 2017年8月22日
PS4では後ろ向き、3DSでは前向きのカットを使用しています。
【考察】ドラゴンクエスト11 PS4版と3DS版の表現の違いについてhttps://t.co/41UvAM4m58 #ドラクエ11 pic.twitter.com/FFOGRZokX3
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アイザック・ニュートンの万有引力の法則の式F=GMm/x^2を連立させて
差分和分を駆使して計算していくと、非常に面白い事が分かります!
F1v1=-F2v2
(左辺F1v1は一定なので1と考える)
Fv=1
F=GMm/x^2
(右辺[G、M、m]は一定なので定数1と考える)
(半径rは距離なのでxに置き換える)
F=1/x^2
v=Δx/Δt
(Δは差分演算子)
Fv=1
1/x^2Δx=Δt
Σ1/x^2Δx=ΣΔt
1/x^2*x=t
1/x=t
t=1/x
t≒0 t≠0
x≒∞ x≠∞
t=1/x
xt=1
x=1/t
x≒0 x≠0
t≒∞ t≠∞
t=1/x
t≒0 t≠0
x≒∞ x≠∞
t+1=1/x
t≒0 t≠0
x≒∞ x≠∞
x=1/t
x≒0 x≠0
t≒∞ t≠∞
x+1=1/t
x≒0 x≠0
t≒∞ t≠∞
t+1=1/x
x+1=1/x
x^2+x=1
x^2+x-1=0
{x+(1/2)}^2-(5/4)=0
{x+(1/2)}^2=(5/4)
x+(1/2)=±√(5/4)
x=(√5/2)-(1/2)
x=(√5-1)/2
な、なんとアイザック・ニュートンの動的作用反作用の法則の式Fv=-Fvから
黄金比x=(√5-1)/2が出てきました!
t≒0 t≠0
x≒∞ x≠∞
は「物事の始まり、宇宙の始まりはほぼ無限の空間である事」を指します。
テレポート(空間瞬間移動)だと思います。
x=1/t
x≒0 x≠0
t≒∞ t≠∞
は「今ここはほぼ無限の時間である事」を指します。
タイムスリップ(時間瞬間移動)だと思います。
Fv=1
F=1/v
v=∆x/∆t
1/v=∆t/∆x
F=1/v
F=∆t/∆x
∆E=F∆x
∆p=F∆t
∆E=F∆x
∆E/∆x=F
∆p=F∆t
∆p/∆t=F
∆E=F∆x
∆p=F∆t
∆E/∆x=∆p/∆t
ΔE∆t=ΔpΔx(ハイゼンベルグの確定性定理)
∆E∆t=F∆x∆t=F∆t∆x
ΔpΔx=F∆t∆x=F∆x∆t
F=∆t/∆x
∆E∆t=∆p∆x=F∆x∆t=(∆t/∆x)*∆x*∆t=(∆t)^2
∆E∆t=(∆t)^2
∆E=∆t
な、なんと
アイザック・ニュートンの動的作用反作用の法則の式から
ハイゼンベルグの確定性定理が出てきました!
アイザック・ニュートンの動的作用反作用の法則は
マクロの世界の物理法則であり、
ハイゼンベルグの確定性定理は
ミクロの世界の物理法則です!
まさに「全は一であり、一は全である。」のヘルメス思想ですね!
PV/T=1
PV=T
T=v2/v1
PV=v2/v1
V=Ax
(Aは面積、xは距離)
PA=F
F=P(V/x)=PV/x=(v2/v1)/x
F1v1=1/x*v2
F2=1/x
F1v1=F2v2
1/v=Δt/Δx=t/x
Δt/Δx=-1/x (鏡面変換)
Fv=1
F(Δx/Δt)=1
F=∆t/∆x
F∆x=∆E
F=∆E/∆x
F=∆t/∆x
∆E/∆x=∆t/∆x
∆E=∆t
E/Δx=-1/x
-ΔE/Δx=1/x
F1v1=1/x*v2
F1v1=(-ΔE/Δx)v2
F=∆E/∆x
F1v1=(-F)v2
F1v1=-F2v2
な、なんとボイルシャルルの法則から
アイザック・ニュートンの動的作用反作用の法則の式F1v1=-F2v2が
出てきました!
pは運動量です。
Fは力です。
vは速度です。
xは距離です。
tは時間です。
Pは圧力です。
Vは体積です。
Tは温度です。